2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

人称

人称の問題というのは、より開かれた相手へ向けて差し出すための技巧であるとするなら、フィクションというものの説得力という話ではないかなと思いました。 小説道場でフィクションについて、 「現実と遊離したものほど、堅実な技術に支えられてなければな…

結局コミケには行かず。ひぐらし礼をアニメイトに行って買ってきたりとか。

Gift 〜eternal rainbow〜感想 その4

ネタバレでGiftについて。 ゲームの方はやってないんですがって前提でお読みくださいなのですが、ゲームのライターがD.C.の呉さんっていうのは結構分かる気がします。個人的には霧乃が妹になろうとして失敗する話*1として見ると、何処へ行くの、あの日がイメ…

冬コミ行こうかと思ってたんですが、ほとんど行きたい所がないことに今更気づきました。どうしよ…。

ヒビキのマホウ2 麻枝准 依澄れい

ヒビキのマホウ (2) (角川コミックス・エース (KCA87-6))作者: 麻枝准,依澄れい出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/12/01メディア: コミック クリック: 25回この商品を含むブログ (39件) を見るいろいろとあるんですけど、やっぱりマホウツカイをめぐる…

こんな日だからこそ、おたく☆まっしぐらをやろうかと思う今日この頃。いや今日この日かよ!ということ以外にも、もう既にコンプしてるとかあるんですが、書きたいこととかあったりするので。 えーっと、メリーカリスマス。

水月 感想

ネタバレです。 夢の中の僕は、消えゆくまぎわに、いつもこんな気持ちを味わっていたのかもしれない。 僕を夢から覚ますために、あの少女を射抜き、消えていかなければならない運命を呪って。 だから、僕に夢をつないだ。 牧野さんへの想いを。 彼女がこの町…

Gift 〜eternal rainbow〜感想 その3

三人の問題は今まで言ったとおり、自分のことで精一杯で他人が見えていなかったということです。 その、霧乃に対する解決策が11話で描かれていて、すごく上手いと思いました。 11話になって、霧乃が、晴彦と莉子の別れを「思い出して」、「ごめん…ごめんね。…

Gift 〜eternal rainbow〜感想 その2

莉子にとっての本質は彼女とGiftの関係についてなのですが、その問題が解決した直後、前回述べた一つ目の問題、霧乃と約束をしたのにそれを破ることになってしまったことが現れてきます。莉子にとって自分とGiftの関係だけで精一杯でそちらの方まで余裕がな…

Gift 〜eternal rainbow〜感想 その1

ここ何話かで特に思ってたんですが、ほんとに面白いですね、これ。コードギアスを除けば今期一番かも。 MOON PHASE雑記辺りを見てるとかなり違和感があるので、自分なりに整理しときます。長くなりそうなので分けるのと、ネタバレで。 まず莉子について。 莉…

おたく☆まっしぐら その2

にしても、これだけ「漢」なゲームがゲームとしてのクオリティが低いってどんな皮肉ですか、とか思えます。

おたく☆まっしぐら

すごく楽しそうなのでちょっとこっちに。水月が花梨シナリオを考えるか、那波シナリオに行くかってところでちょっと止まってたので、という理由もあり。 ということなので、最果てへ☆まっしぐらです。作った人は本気で「漢」(おたくと読む)だと思うんです…

水月 和泉シナリオ

ネタバレです。 水月という言葉は「水に映った月」を意味しますが、この不安定で不確かな、今その瞬間に水に映っている月というのが和泉シナリオのイメージです。 id:tdaidoujiさんの水月感想のイメージ*1がある程度分かったような気がします。 特に和泉シナ…

暗闇にヤギを探して 穂史賀雅也

暗闇にヤギを探して (MF文庫J)作者: 穂史賀雅也,シコルスキー出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2006/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 71回この商品を含むブログ (66件) を見る 一人称の作品って、主人公によって作品世界の色が作られると…

水月 鈴蘭シナリオ

鈴蘭シナリオ以外もネタバレです。 普通は、人の能力には限界があるため、雪シナリオで全てを切り捨ててマヨイガに行き、花梨シナリオでナナミという可能性を否定したように、皆を幸せにするということができないからこそ、例え切り捨ててしまわなくてはなら…