Angel Beats! 7話 Alive

個人的に一番気になったカットは、橘奏が音無弦結に手を引かれるシーンです。空をバックに動くという意味で、OPのゆりと奏が交錯する*1というシーンと酷似している。動くゆりに対してその場でピアノを弾く奏。
それに対して、ここでは奏は音無に手を引かれたとはいえ動いています。もちろん、今回彼女はパッシブだけではなく、皆を助けるために自ら動いていた。
なんか気になるなーと。ちなみに今回のゆりはほとんど動かない*2ので、妙に対比的である気もします。


音無弦結くんの過去が明かされましたが、今のところ過去が明かされた人、ゆり、岩沢、日向、直衣、そして音無の人生はいずれも*3そこまでの人生を決定的に変えてしまう出来事と、そこまでとは違う人生を歩むという共通点があると思います。
良きにせよ悪しきにせよ、転機となる出来事があるように思うんですよね。岩沢さんや音無であれば人生からの脱却の機会であるし*4、日向やゆりであればそれまでの人生を崩壊させてしまうような体験である。
方向は違うけれど、それまでの連続性を変えてしまうような何かがあったということだけは共通している。邪悪なものと出逢った*5とも言えるかもしれないです。


そういった邪悪なものとの出逢いというところまでは今のところ全員共通して持っていて、そのあとに現実的な意味での死というパターンもある。岩沢さんや音無くんなんかがそうで、輝かしいところに手が届きそうになったところで奪われるという理不尽。直衣についても、自分のことではないけれど、病気によってそれが奪われた。「死にきれねえよ…」と音無が語るように、死なないこの世界との関係が出てくる。
毎回フルスロットルでどうなるかと思わせられるこのアニメですが、この辺りは今後も気をつけて見ていきたいです。

*1:だけど実際にはすれ違ってすらいない

*2:参加しない

*3:ゆりは明かされたと言いきるには微妙ですけど

*4:音無くんに関しては悪いという訳ではないんですが、主体的に行動するようになった

*5:http://d.hatena.ne.jp/simula/20100407/p1