Angel Beats! 2話 Guild

雑感的に。


ゆりっぺの過去については、ほんとうに邪悪なものだったなという印象でした。ただし、過去作においてはAIRとかCLANNADのように人知を超えたものという現れ方をしているのに対し、今回は強盗という現実にありえるものだった訳で、そこはちょっと違うかなと。
とはいえ、強盗の行動はかなり理解しがたい*1ので、依然として邪悪なものではありますが。


個人的には今回は記憶で命を吹き込むという話が印象的でした。

「それを作り出す仕組みと、方法さえ知っていれば本来何も必要ないのよ」

智代アフターにおいて、朋也は町の小さな修理屋で働きます。掃除機なんかを直していましたが、人が手にとって直せるサイズのものを扱っている。
効率を考えるなら交換したほうが早いなんてことも実際にはあるけれど、ここで語られるのはもっと原初的な話なんですよね。
「形だけのものに記憶で命を吹き込んできた」と語るように、人の営みと密接に関わる距離である。レプリカと呼ぶのは緩やかな文明批判とも言えます。
いい匂いがするなんてエピソードもあり、今木さんのとこの話*2なんかを思い出してました。

*1:弟達を人質にとって殺していくのは合理的とは言い難い

*2:http://d.hatena.ne.jp/imaki/20060728#p1