Angel Beats! PV8

http://www.angelbeats.jp/movie/pv08.html
アニメ見る前にPVの感想を書いとこうってことで。
さすが麻枝准って感じかなーと。


「よく分からない」、「何もしなければ消される」、「理不尽」、「あるがままを受け入れる」、「許せない」、「抗える」
PVのセリフを拾っただけでも、この作品の世界観、世界認識が分かるかと。
つまり、世界というものは個人の意思に全く関係なく、考慮することなくただそうあるようにあるものであり、そして理不尽なものである。
個人は何もしなければ一方的に奪われるだけのものであり、であるからこそ抗うということのみが可能である。


ここで、抗うという負け戦にすら価値を見出してしまうというのが恐ろしいところで。

でもこの世界は違うのよ。天使にさえ抵抗すれば存在し続けられる。抗えるのよ。

ここではほとんど勝つことすら意識されていません。「人の死は無差別に、無作為に訪れる」というのが普通だから。であるから、勝つことではなく抵抗し続けられるということすら高く見える。
人の意思を反映できる最上が「抗う」ということなんですよね。
どんだけシビアな世界認識なんだよというか。


そして、上まで述べたことがおそらくゆりっぺを含むSSSの価値観です。それに対して、音無くんの立場がもう少し中立寄りに、敵、相手としての天使の人格、立場なんかを見つつ*1、勝ちのない「復讐」にどう向き合うかということを描くのではないかなと。


実際のところはそれこそ見てみてという感じですが、とりあえず今のところはこんな感じで。

*1:SSSにとっては天使は神の代理に過ぎない