リトルバスターズ!

VFBとか、エクスタシーの発表とかあったので。


えーっと、リトルバスターズ!って、VFBで語られるように「卒業」を描いた作品ですよね、ある意味。いつまでも同じ場所にはいられない、歩いていかなければならないと言ってしまうとMOON.からそうなんですが、楽しい学生生活を描いたこの作品において、その色彩は特に強いと思う。
やった後、麻枝さんのシナリオラストってことで、そういう意味でも卒業なのだなあ…と、なんか寂しい気分になっていたりもしていました。


そういう作品で、追加シナリオとかでまた引っ張り出してくるというのは、どーなのかなあ…ということを思わなくもないです。


佐々美と佳奈多シナリオ追加っていうのは割と興味ありますけど、でもなあ…というのが、割と本音です。


ここからネタばれ。


というか、リトバって、個別シナリオでは恋愛要素をあまり強くしない方が良かったんじゃないかと思ってます。個別ルートを通った後にRefrainに行くようになってるから、最終的に理樹君との恋愛は成就しないという感じになってる。これがマルチエンドみたいな位置付けだったらともかく、構造的にこうなるんですよね。ラストにあんまり描写されてるわけではないですが、各人それぞれそういったことを受け止めているような感じはある。


だから、この構造ならば、理樹君との関係性がメインではなく、各人それぞれの問題について、それぞれが向き合って解決する、くらいがいいと思います。で、来ヶ谷さん以外*1。は、それぞれの問題を解決するということも結構強くなっている。
余談になりますが、来ヶ谷さんのシナリオだけ、クリア後に見れる話がありますけど、あれはあまり好きではなくて。
ああなった理由は、上みたいなことがあるので作品に組み込む事ができないから、ある意味作品外という感じでクリア後に置いたのではないかと思います。でも、やるんだったらそれこそ智代アフターくらいの、それ単体としてもいける位のものとしてやるべきであるし、それができないならやるべきではないのでは、と思うからです。


で、えろを入れる事によって、これと逆向きになりそうな感じがします。つまり、それぞれのキャラクターが理樹君のほうを向く力が強くなるというか。
18禁化されることによって、強くなるであろうそれぞれの理樹君への思いに対して、ちゃんと向き合ってくれるならいいんですけど、不安感が募ると言うか。
なので、恋愛以外の表し方として*2、どう使われるかというのが気になるところです。

*1:クドとかも微妙ですが

*2:鈴は除く