都築真紀インタビュー

コードギアスリリカルなのはなので、これは買うしかないでしょってことで購入。


読みかけなんですけど、都築さんのインタビューが面白かったです。
都築さんによって引用されている

「物語に『自分なりの個性』を考え出してつけようとすれば、大抵の場合には単に王道・正統・常識の否定になる。そうではなくて、王道や正統・常識をごく当たり前に解釈して描こうとした時に、その人が持っている勘違いや歪みのせいで、常人とは違い解釈をしてしまう異形の部分。それを個性と言うんだよ」

というのが特に。


自分なりの個性というものがあるならそれも良いと思うんですけど、そこで王道が否定されるというのが個人的にはどうも嫌なのです。『自分なりの個性』に自信があるのならわざわざ王道を否定する必要はないですし、まして、「自分なりの」とつくのならもっとです。この時に王道は『自分なりの個性』を持ち上げるための踏み台、否定されるべき悪いものとして扱われる印象があります。


ここで王道がが否定される理由として、ありきたりだから、個性がないからというものが言われるように思うのですが、それは『自分なりの個性』とか王道とかの「正しさ」とは別のことだと思います。皆が言ってるから正しいとか、一人しか言ってないから逆に正しい(自分だけがそれを分かっているとか)だけではどうとも言えなくて、もっと具体的に考えるしかないと思います。だから、王道とか個性とかにはあんまり拘る必要はないんじゃないの?と僕なんかは思うんですよね。


で、王道は今まで多くの人に使われてきたという事実があって、それなりの理由があるのだし、必要だったら使えばいいと思います。
その中で、個性というものは出てきて「しまう」ものであるのだし。


なのはのにおいて描かれる王道と、そこでのなのはとフェイトちゃんという個性は大好きです。
Strikersは見れないので、DVDを待ちつつ。


あとは、これ、どこから引用されてるか気になります。