マリア様がみてる仮面のアクトレス 今野緒雪

十ページくらいしかないですけど、素顔のひとときが一番気に入っているかも。


こういった形式の物語って、誰かの視点で日常を切り取った形で語られるのですが、このエピソードのようにちょっとした時間の、だけれど大きな出来事だけ見ていては見えないような「素顔」が見れるっていうのはなかなか素敵です。
ついついイベントのようなはっきりと見えるものが全てだと思いがちですが、こういうエピソードを見ると、描かれていないだけで、まだ面白いことがたくさんこの世界にはあるんじゃないだろうか?と思える訳です。二次創作ってこんな感性から生まれるんじゃないかとか僕なんかは思ったりします。