桜蘭高校ホスト部 八話

今回の話、ハルヒが男とか女とか関係ないでしょうと言うのに対して、環先輩がお前は女なんだぞと言って、雰囲気的にハルヒに女の子として振舞えって感じだったのが、微妙に納得できなかったんですよ。
ハルヒは、
ttp://d.hatena.ne.jp/kimagure/20060427/1146142364
のように言うなら脱女の子的で、ウテナのように反女の子的ではないです。ウテナは男子の制服を着ていて、女の子でありたくないから男の子として振舞うんですけど、ハルヒは普通に女の子としても区別なく振舞えます。
一人称とか比べてみると面白いと思うんですけど、ウテナの一人称は僕で男性的であるのに対し、ハルヒの一人称が自分であって一応性別的な意味がない単語です。
そんなハルヒに、反女の子的な娘に対してのように言うのが、なんか納得できないんですよね。
環先輩がお父さんとして描かれているので、そういった観念を押し付けてくるという描写自体は適切であると言えるのですけれど。


それに対して、鏡夜先輩の言うことなら納得できます。自分が男とか女とか、そういう区別をしないようにしたとしても、周りはそういうようには見てくれないことは確かで。その意味ではハルヒが今のように振舞うならそれなりの注意が必要で、それを怠るのはハルヒのミスと言えますから。


でも、今回の場合はハルヒは不良に女の子として見られていた訳じゃないし、その辺がまた引っかかるんですよねえ。それだけ見れば、空手をやるというのは正解であるし。


女の子として見られているというのをホスト部のメンバーに対してっていうことにすれば、女の子なのに危険なことに首を突っ込むから心配させるということで分かる気もするんですけど、それを自分たちから言うのもどうかなという気もしますし。
ハルヒが他人がどう思ってるかって言うことに全然気づいていないので、それを指摘するということにおいては正しいのですが。


頼ることを知らない(強がって頼らないとかではなくて、そういった考えに至らない)ハルヒに付いててあげようってのは好きなんですけどね。


あと、個人的にはハルヒはすごく女の子らしいと思ってます。というか、吐いてるシーンはどう見ても、妊娠を意識してるよなーとか思っていたり。


どれに対しても作中からある程度の反論は可能で、自分でしてるんですけど、なんかもにょもにょしてます。まあ、考えすぎかなって感じですけどね。