わたしたちの田村くん1,2 竹宮ゆゆこ
- 作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/06
- メディア: 文庫
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走る理由が「……ストレス解消になるし……。走ってると、頭……からっぽになるから」
とか言う小巻はさぞかしぐるぐるしてるんだろうなとか思います。
外に出すのが下手な分余計に。
(やたらと点も多いしと書こうとして一つ前とまったく同じことを書こうとしたことに気づいたわけですが、こういうの好きなのかもしんないです。自分の中にあるものと、それを外に出す行為が明らかに釣り合っていないやつ。)
それに対して、相馬さんは思ったことをちゃんと言う分比較的健全で、二巻のラストで譲ってあげるのが彼女のほうであるっていうのは必然というか必要というか。
小巻が自分の思いを口に出すのはどっちも本音ではないことを口にして、それに悩んだ後ですからね。そんなことでもないと思っていることをちゃんと外に出すことができない小巻には、それができるように誰かがいてあげる必要があると思います。
ということで、実に今更ですが僕は松澤派ですということで。
(はてな年間100冊読書クラブ 073,74)