わたしたちの田村くん1,2 竹宮ゆゆこ

わたしたちの田村くん (電撃文庫)

わたしたちの田村くん (電撃文庫)

とらドラの前に田村くんの感想書こうと思って読み直したんですけど(普通に話題になってたころに読んでたんですが)、何を書くべきかと悩んでぐるぐるしてました。まったく、小巻じゃないんだから。


走る理由が「……ストレス解消になるし……。走ってると、頭……からっぽになるから」
とか言う小巻はさぞかしぐるぐるしてるんだろうなとか思います。
外に出すのが下手な分余計に。
(やたらと点も多いしと書こうとして一つ前とまったく同じことを書こうとしたことに気づいたわけですが、こういうの好きなのかもしんないです。自分の中にあるものと、それを外に出す行為が明らかに釣り合っていないやつ。)


それに対して、相馬さんは思ったことをちゃんと言う分比較的健全で、二巻のラストで譲ってあげるのが彼女のほうであるっていうのは必然というか必要というか。
小巻が自分の思いを口に出すのはどっちも本音ではないことを口にして、それに悩んだ後ですからね。そんなことでもないと思っていることをちゃんと外に出すことができない小巻には、それができるように誰かがいてあげる必要があると思います。
ということで、実に今更ですが僕は松澤派ですということで。


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