君の歌は僕の歌―Girl’s guard 桜庭一樹(ISBN:475770710X)

はてな年間100冊読書クラブ 012


これはちょっと微妙かもしんない
とはいえ、すごくいいと思う科白がいくつかあるので引用

私が”優等生”なのは、あんたより生きてくコツを知ってるからだよ。つまり…失敗したら、理由を考えて、対処して、次につなげる
だからって、これまでのすべてを否定したりはしない。
己の限られたエネルギーを、前進するためだけに効率よく使う。くよくよ悩むためじゃなくて。

思うとおりには、なかなか成長できないのが、人間だから

マリ、プライドを傷つけられたっていいじゃないですか。自分の価値は自分自身が知っていれば。見知らぬ人に誇示する必要はありません。


この科白がこの作品を表しているものかと聞かれれば、そうではないかも、って感じですが、こういった考え方には共感するところがあるので、こういった科白は好きなんですよね