ビジョナリーとしてのSOUL CATCHER(S)

人に書いてねって言って自分が書かないのもあれなのでちょっと振り返り。
*1


心と音が見えるという神峰くんの能力ですが、一話を見返しているともう少し広義っぽいです。つまり、曲の構成、ビジョンまで見えている。

演奏者のメンタルから曲の構成まで的確に見抜く!!

曲を一つの映像作品として捉えなおしているという能力に見えるのです。暴君編の音羽先輩は先頭、奏馬先輩は胴体〜と言っている辺りもそうですけど。
最新話の虹を出してくれってのもそうで。
つまり彼の役割は心や音が見えるという現在および過去形よりも、彼のビジョン、あるべき姿を実現させるための能力というか。
彼自身の吹奏楽部での役割という所まで拡張すると、彼のビジョンを元に、彼が「演奏者をまとめて導く吹奏楽部の指揮者」となるという作品なんですよね。*2


もちろんSOUL CATCHER(S)なので、心を掴む演奏というのが第一義だとは思うのですが、「一つの完成した音楽を集団で作り込んでいく」というものを描くことは可能ではないかと思います。
と言いつつイヴァン雷帝も即興で作り上げるだったので、神峰くんが注文の多い料理店になるかっていうと微妙なので、その辺は彼の音楽知識向上とかも含め今後かなあという気もしますが。今のところ適切な言葉を持たないので、刻坂くんが翻訳してくれないとそのビジョンを上手く伝えられてなかったりしますが、その辺を埋められるように向上するという所も見てみたかったりします。


一話公開中*3で雰囲気が分かるので、皆見てね!というところで〆。

*1:http://d.hatena.ne.jp/katuyama-peke/20130715#p1

*2:僕には見えているとか言い出すとスタドラですね。暴君編で打桶先輩に神峰にゃ何が見えてんだ!!と言われてるのとかまさにそれ

*3:http://www.shonenjump.com/j/rensai/soul/