D.C.II S.S.〜ダ・カーポII セカンドシーズン〜  12話

ネタばれです。


普通に考えれば、善之が消えてしまうことを打開しようとする音姉と、「諦め」て現状を受け入れた由夢って、音姉の方が「正しい」気がするんですけど、この話ではそうではないような感じがするのが印象的で。


音姉のしていることってどちらかというと、善之が消えてしまうことからの逃避という感じがします。「後悔するよ」と由夢に言われるとおり、善之の事を避けて、見ないようにしてまで調べものに没頭する音姉は、その事実から逃げているように見える。
それに対してその事実を受け入れた上で思い出を作ろうとし、自分の気持ちを善之に伝えた由夢は、そのことに強く向き合っているように思えます。


現状を受け入れることと諦めっていうのは紙一重で、そしてどうしようもないことを乗り越えようとすることと、それに固執するあまりそのことが受け入れられなってしまうことっていうのもまたすごく近いところにあって。
二人の対照的な姿を見ていたら、こんなことを考えてしまいました。


というか、由夢かわいいよ、由夢。


あと、今回の最後のせりふを受けての「魔法」には期待してます。