マリア様がみてる薔薇の花かんむり 今野緒雪

マリア様がみてる 29 薔薇の花かんむり (コバルト文庫)

マリア様がみてる 29 薔薇の花かんむり (コバルト文庫)

大きいはずのイベントが起こった割には、瞳子ちゃんとか祥子さまが忙しいので、ベタベタするどころか却ってそういうのが少ないようなと思ったんですが、この巻の話からするとそこがいいですよね。今何をしているかとかに左右されずに、相手の考えを信じて待つことができる。「どっしり」なんて言われてましたけど、三年生を送りだして、薔薇さまになる人としてかっこいいと思います。
今回瞳子ちゃんの呼び名が瞳子に変わったんですが、この作品に限らずキャラクターの呼び方はだいたい作中で呼ばれるように認識してるので、今後は瞳子と思うべきかと思いました。祐巳がこのように呼び捨てにするのに違和感があるんですけど、そういうのも最上級生になるってことなんでしょうねえ。


あと、聖が名前だけちょっと出てきましたけど、かくし芸の話がここでされたのかしら?ということを思ったり。