影響力の武器 ―なぜ、人は動かされるのか ロバート・B・チャルディーニ
- 作者: ロバート・B・チャルディーニ,社会行動研究会
- 出版社/メーカー: 誠信書房
- 発売日: 1991/09/01
- メディア: 単行本
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書くことは、コミットメントによってそれに対する一貫性を保とうとすることに加えて、物的な証拠が残る、他人に見せることが出来るという特徴があります。それは自分がどんなものにコミットメントしたかがはっきりとした形で表れる、誰かから見た自分の一貫性が意識されるという意味で、一貫性を保つという行為をより強めます。
ここで僕が思ったのは、ブログとかで何かの好き嫌いを書くことってまさしくこの影響を思いっきり受けるなってことです。文章にすることは頭の中よりもはっきりと意識することです。そして、読み返すこともできる。だから、自分がそれに対して「本当は」どう思っているのかということがより明確になり、その物的な証拠が残ります。他人に見せることができるの方は、公開して書く以上、他人の目を少なからず意識することになります。そのときに、ある時は嫌いだと言ったのに、何の脈絡もなく好きだということは言いにくいです。
こういったことによって一貫性を求める傾向が強められるため、何かについて好きだと書けばよりそれが好きになるだろうし、嫌いだと書けばそのことによって余計嫌いになりそうだと思います。
一応僕のスタンスとして、基本的にはつまんないって書くよりその時間を使って面白そうなものを探しに行ったほうがいいじゃん、他に見るものはいくらでもあるんだし、くらいのスタンスで、戦うつもりがないとき以外は嫌いとかは書かないようにしようと*2思ってるんですが、上のようなことを考えたので、嫌いっていう場合には特に気をつけなければいけないなと改めて思いました。