コードギアス 8話

今まで出てきたそれぞれのロジックについて考えてみると、今後がある程度分かるかなと思ったので少し。


八話でルルーシュ「正義の味方」と名乗るのですが、割と納得してます。
ルルーシュの動機は、ナナリーのような戦う力を持たない弱いものを守る、あるいは弱者は切り捨てられるものだというブリタニア皇帝に敵対する立場であるため、ラストで語られる「武器を持たない全てのものの味方である」っていうのは非常にらしいです。


それに対し、当面の敵であるコーネリアのロジックは七話でユーフェミアが言う「命を懸けて戦うからこそ、統治する資格がある」というものなのですが*1、これは相手に戦う力がある、こちらと同等である場合に成り立つ理屈であって、相手に戦う力がない場合には「強いものが弱いものを一方的に殺すこと」になり得ます。


この辺のロジックの差が今後影響してくるのかなと僕なんかは思ってます。
あとは、ユーフェミアはコーネリアのロジックを疑っているというか少なくとも信じ切れてないとか、スザクは着々とフラグを立てている*2、ディートハルトはゼロに対してかなり理解を示しているとか、その辺の各人の立ち居地を見てるのも楽しいです。


これはあるとしても結構先になるのかなと思うのですが、ルルーシュが言う「正義の味方」っていうのはあくまで代理人的な立場なので、その辺が崩れて自分たちが正義だとか言うようになったら、壊れるかなという事も思っていたり。そのため、「我々、黒の騎士団が裁く」ってかなり危ない台詞だなと思います。

*1:コーネリアは実際自ら先頭に立って戦っています。自分自身で実践してるわけです

*2:オレンジとかコーネリアとか