ゼロの使い魔 ヤマグチノボル
- 作者: ヤマグチノボル,兎塚エイジ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2004/06
- メディア: 文庫
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人の評価については、周りからの評価と自分による評価があります。周りからの評価による影響っていうのは非常に強いので、周り大勢におまえはこういう奴だと言われれば、たいてい屈服せざるを得ないのですが、それでも認めなければまだ完全にそうなったわけではありません。勝てもしないけど、まだ負けてない。
この世界の常識とか、今までずっと上手くいかなくて周りにゼロのルイズと呼ばれることとかに決して負けない少年、少女がかっこいいです。
後は、ゴーレムに対して逃げなかったルイズを才人が助けるっていうのも好きです。リリカルなのはの感想でフェイトについて書いたのに近いんですが、当人の気持ちを曲げないでうまくやるにはどうしたらいいかということで。
ルイズが自分には無理だからといって逃げてしまえば彼女は負けてしまうことになります。とはいえ、急に勝てるようになるというのはそうそうあることではないです。そこで、才人が助けることによってルイズも逃げたわけではないし、その意地によって死なずにすむとなるんですよね。ルイズは決して負けを認めないことによって気を張ってて、一度でも負けを認めると崩れちゃいそうなので、こうするのはいいと思います。