ねがぽじ

割合扱いが難しそうな感じで自分が上手く読めてるかというとものすごく疑問なんですが、何にも書かないでスルーするのもあれなので。
ネタバレかもです。


このゲーム、一応まひるの一人称がメインということで、彼女?に同化して読んでいくのが正しい気がするんですが、大雑把に読んでみたところ、むしろ彼女の周りに同化して、まひるに対する愛着を持つというのが正しい読み方かなと思います。


このまひるって子は、自分のことにかなり自覚的であって、自分の思っていることをあまり見えるところに出しません。たまに、こちらの見えるところにもそれが辛いということを覗かすこともあるんですが。
だからこそ、プレイヤーも周りの人のように外からみて、まひるのことを判断する必要があります。このゲーム、まひるの目の届くところや、届かないところで各人のまひるに対する強い思い入れが語られて、僕の中でかなり印象に残っているんですが、そういうものが僕にとってはかなり違和感があったんですよね。その中にはプレーヤーは見ることができず、関係ないとも言えるゲームプレイ以前に対するものも多々含まれるので。
こう考えた時に、このゲームはまひるに感情移入するんじゃなくて、その周りに感情移入するのがむしろメインなんじゃないかと思ったんですが、そのため一般的なギャルゲーでは、主人公そのものより選ばれるヒロインに力点が置かれるのに対し、このゲームではむしろそのベクトルが逆でそれぞれのヒロインに対して、それぞれの見方で見られる中心としてのまひるというのがメインなのではないかな、と。


というのがこのゲームに対する印象なんですが、僕自身の印象というとまた微妙でして。このゲームの評価は、それぞれのシナリオを通してのまひるに対するプレイヤーの思い入れによって決まると思うのですが、僕にとってはあまり上手くいっていないので。
とりあえず、少し日を置いて残りをやったりリプレイしてみようかと思っているのですけど。