GOSICKs(2) ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車― 桜庭一樹

短編集二冊目。
一弥は周りから見るとやはり、からかったり、いじめたりしたくなるような人なのだなあ、とか。


読んでいて思ったのですが、この巻では特に、男の子(男性も含め)が女の子(女性も含む)のために動く時って、大体その意図は女の子に伝わらないような不器用な方法であって、そういった方法で好意を示す男の子がナイーブに描かれていますね。一弥はもともとそうだし、二、四、六話の人もそうです。逆に女の子は、そういった思いに気づかなかったり、誰かに後で言われたりするっていう感じになってます。
桜庭一樹さんらしいななんて思ったりして楽しかったです。