keyキャラクターの人間性について

といっても全然大したこと言うわけじゃないんですけど。


ErogameScapeを見ていたら、geo2さんという方のKanonの感想の、「なにか人型の物が一生懸命人物の振りをしている感じな印象を受けた」という感想を見て、今木さんのCROSS†CHANNELの感想(CROSS†CHANNELの登場人物を指して、麻枝准のキャラクターよりよほど人間的ではないだろうかと言うこと)を思い出して笑ってしまったので。
僕としてはその後に続く「つまりKeyはキャラクターを作るのが下手ということに他ならない。」には全く賛成できないんですけど、こんなところで繋がるのが面白いなと。


今木さんの人間的というのは読み返して見なきゃねということで保留にしておくとして、僕が思い浮かべた人間らしくないというのは、観鈴ちんのことです。
ちょうど電撃大王のかしましを立ち読みしてたんですけど、はずむくんが自分が三十日後に死ぬと言われて、それをもう自分のものとして受け入れてしまっていて、あまつさえ、花に自分が死んだ後の事を宜しくなんてことを穏やかに言ってしまうような感じで。
はずむくんも観鈴ちんも、理不尽としか思えないような外的要因にさらされながらも、そのことを受け入れて、全て自分の中にしまいこんでしまっています。それこそ普通なら、もっと取り乱して、周りに八つ当たりしてもおかしくないはずです。常識的に考えて明らかにおかしい。
ここでは、だから観鈴ちんとかはずむくんというおかしいキャラクターを描いた作者が人間を書くことが下手だなんてことを言う気は全くなくて、ただ、彼女ら?が常識的なところとは明らかに外れているということを言いたいだけなんですけど、こんなことを思ったりして人間的でないということになんか納得していたりしたのでした。