マリア様がみてる―くもりガラスの向こう側 今野緒雪

美味しそうに物を食べてるところをみると、見てるこっちも食べたくなるっていうのは真理ですよね(笑


とにかく祐巳が一生懸命考えてるって事が伝わってきます。
懸命に考えてることってそのこと自体に非常に多くのリソースを割いているので、傍から見ると分かりにくいものだったり、なかなか目的地にたどり着けず、上手く考えられなかったりしますが、そういったことがある分だけ本人にとっては重要なことだってことなんですよね。
この巻の終わりの祐巳の選択については、いいのか悪いのかよく分からないかなと思ったのですが、それだけ真剣に考えたすえの決断というのが重要なのかも、とかそんなことを思ったりします。