七姫物語〈第3章〉 高野和

七姫物語〈第3章〉姫影交差 (電撃文庫)

七姫物語〈第3章〉姫影交差 (電撃文庫)


このシリーズの魅力はカラから見た世界、その語りだと思っていたんですが、この巻ではタイトルのとおり七姫(実際には六姫なんですけど)の陣営とその動きが中心であり、また違った色合いとして描かれていました。
作中で描かれる人物が多く、そのそれぞれの思惑や意思などを見ることができ、群像劇として面白かったです。


そのためにヒカゲの出番がほとんどなかったりとか、戦争より政治的な色合いが強く、戦争そのものについてはそれほど重視されていなかったりしましたが、そこは今後の楽しみということで。



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