キーリ〈3〉 壁井ユカコ

前の巻読んだのは一年以上前かもという感じなので、前の巻の話とか出てくるとどうだったっけ?とか考えつつ


言葉が足りないから、どうにも上手くいかないというもどかしい感じがいいです。
言葉で伝えるということを遠慮してしまって、自分の中で止めておいてしまうからいろいろと上手くいかないので、見てる側としてはそこでもうちょっと言えば良いのに、みたいな。


ストーリーとしては、ハーヴェイの昔の知り合いでハーヴェイと同じく不死人であるベアトリクスの登場と、彼女とハーヴェイについてつい口論っぽくなるキーリとか、この巻の経験を通してのハーヴェイの心の動きとか魅力的ですね。
前のは名前の呼び方に拘るのとか好きですし、後のはそれがきっかけとして今後どうなるかっていうのが、なかなか思っていることを伝えないってことも含めて非常に気になります。



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