我が家のお稲荷さま。 (2) 柴村仁

我が家のお稲荷さま。 (2) (電撃文庫 (0958))

我が家のお稲荷さま。 (2) (電撃文庫 (0958))


ウーとかビッチョビチョとかチョロいとか、そういったカタカナの使い方が好きです
この作品の肩の力の抜けた感じを表しているというか


このシリーズで好きなところは、最年少の透にちゃんといろんなところで出番があることです
戦いになるとそういう能力があるわけではないので戦うことは出来ないのですが、暴走しそうなクーを止めたりとか、六瓢のことを思いやったりとか
戦いという要素が入ってくるとその要素が強い人が目立ったり、頭がいい人が作戦で、とかそういう感じになりがちですけど、人が良くて賢いっていうことで特別でなくとも自分の役割を果たせるというのは見ていて気持ちいいです


一巻では実は非常にまっとうな役だった恵比寿がこの巻では激しく格が落ちていてその辺はかなり笑いました
ラストでかなり哀れなところが良かったですよ(笑



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