智代アフター
智代アフター ~It's a Wonderful Life~ 初回特典版
- 出版社/メーカー: KEY
- 発売日: 2005/11/25
- メディア: DVD-ROM
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とりあえず、アフターはクリア
以下ネタばれします
あの村での智代は、今木さん(id:imaki)の
http://imaki.hp.infoseek.co.jp/g9907.shtml
の記事を思い浮かべました
(こんな昔に書いたものを引っ張り出してくるなとか思われるかもしれませんけれど、思い浮かべたので致し方なし
見たの最近なので)
これそのものではないかもしれませんけど、かなり近いかなと
「みんなで過ごしてきた時間は、楽しくなかったか?」
「楽しかったよ、幸せだった」
「よかった、私もだ」
今ある日常を大切に思っているからこそ、それに囚われて身動きがとれず、変化を受け入れることが出来ない
「寂しい思いをしていると思うんだ…」
「私じゃないと…」
「約束したから…」
「ともは私といたいはずなんだ…」
(中略)
「嫌だ、私はともと一緒にいたいんだっ」
ともとの別れ(変化)を受け入れるということは、大切に思っている今(日常)を過去(永遠)へと変えてしまうということ
過去へと変えてしまえば、それは取り返しがつかないからこそさらに貴重なものに思える
ともとの生活が大切だと思う心こそが、自分のためである「ともは母親と会うべきではない」と言わせ、本当の意味でとものためである「ともが短い間であっても母親と一緒に暮らせるようにする」ということを妨げています
智代の強さって、まちばりあかね☆さんの、CLANNAD 未完成ネタバレゲームインプレッションで書かれているような良循環サイクルの中での強さ、自分から動いていく時に発揮されるものだと思うんですよね
頑張れば何とかなるというものに対しては人一倍動いてそれを何とかしてしまう反面で、例えば恋愛のように相手がいて、自分だけではどうにもならないようなことには非常に弱く、近視眼的になり、空回りしてしまう
そんな受身になると非常に弱い智代だからこそ、過去になってしまうものに囚われたんだろうと思いました
この辺は、渚とは正反対ですね
渚の場合は、自分から動いていくことはなかなか出来なくても、受容という観点から見るとすごく強いですから
上で挙げたまちばりあかね☆さんのインプレを見ればよく分かるのですが、
でも、なにもかも…変わらずにはいられないです。
楽しいこととか、うれしいこととか、ぜんぶ。
ぜんぶ、変わらずにはいられないです。
それでも、この場所が好きでいられますか
の場所から長い長い坂道を登り始めた渚は、全ては変化していってしまうという所からスタートしています
だから、アフター終了時点でようやくスタートラインに立った智代とは覚悟が違います
受容という点から言うとAIRの観鈴も強い子なので、だからこそ、そういった点において非常に弱い智代を今回のヒロインにしたんじゃないかなと思います