少女革命ウテナ

アニメ最近見たりしたので軽く感想を


おもちゃと同じだよね。やがていらなくなるために。それは必要なんだ
の科白はてっきり王子様と言う幻想のことだと思ってたんですけど、
(成長したら、王子様なんてどこにもいないという現実と向き合わねばならないということ)そうとも言い切れないかもしれませんね


やがていらなくなるものというのは、学園というシステムのことではないかと
十年後、一緒に紅茶を飲もうという科白は、明らかに学園の外を意識した話であり、そういうことを考えるからには、ずっと学園で戯れ続けるということと明らかに対極にあります


十年後について、ウテナは分からないと言います
それは大きな変化であって、同じところにとどまって停滞し、分かりきっていることをすることとは全く違うものですから


で、これだと学園が「やがていらなくなるためにそれが必要だ」と言うものにはならないわけですけど、アニメ版だと冬芽が専攻科目を増やすと言った後に、西園寺に遊びはやめたのか、みたいなことを言われた返答として、遊びじゃないと言うことを言った気がします
(見たのは数日前なので、うろ覚え
今日は雑談の日なので結構適当になってます)
専攻科目を増やすということを今までの自分から変わっていくこと、と捉えると、遊びじゃないということは、変わっていくために必要なことだったということだと思うんですよね
そういったことに加えて、最終回付近では将来の夢ということを周りで噂していたこともあり
この作品は、学園という楽園性とその終わりを明確に意識した作品だと思いました
いろいろ面白かったです