荒野の恋 桜庭一樹(ISBN:4757722893)

はてな年間100冊読書クラブ 014
何かの感想を書こうとするとき時々思うのですが、感想を書くということ、自分の捉えたものを文章にするってことによって、その作品にあるいろいろなこと抜け落ちてしまったり、ニュアンスが変わってしまったりすることってあると思うのです


この作品はそういった言葉には上手くできないような、あいまいで淡く複雑な、登場人物一人一人のそれぞれの思いやエゴ、生き方、それらが重なり合うことによってできる人間関係が本当に魅力的だと思うんですよね
だから僕としては、この作品をまだ読んでいない人にはぜひともこの作品そのものに、直に触れてほしいと思います
すごくいろいろなことを感じ、考えさせられる作品なので