夏休みは命がけ! とみなが貴和 (ISBN:4044279012)

はてな年間100冊読書クラブ 027


後書きにあるようにもともとスニーカー文庫で出版されたライトノベルらしいですが、それにしてもちょっと荒唐無稽すぎる感じがあります
この物語はほとんど一日に起こった出来事ですが、事件の導入とその後の一連の出来事への巻き込まれ方とか無理ありすぎです
後書きを読む限りでは、書きたいことを優先したためということは分かるのですが、正直なところもう少し上手くやって欲しかったと思いました


心情描写自体はそれなりに面白かったのですが、僕自身が五郎丸にはほとんど感情移入しにくいということもあり、この作品は正直合わなかった感が強いです


本を読んで何を思うかっていうのは結構個人的なものでもありますし、自分にとっていい作品に出会えるというのは運の要素も強いということを改めて感じました